今日は新宿にベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜
を見に行ってきました。
最初はK-20を見るつもりやったんやけど
主演のケイト・ブランシェットがすごく好きで
エリザベスとか、コーヒー&シガレッツとか
あとシャーロット・グレイとか
何か意思の強い女性役を演じた映画は本当に面白くて
普通のシーンを特別に見せる力がとにかく凄い。
彼女は引き寄せる力よりも見せつける力というか
存在感もすごいし、常に意思を振りまいてる感じがする。
基本的には圧倒的な感じの人はあんまり好きじゃないんやけど
彼女はそれをやりきってるところが実は不器用っぽくていいなあ
と思う。
話し自体も僕はけっこう面白かった。
ホンマに伝記っぽいというか
あんまり山場的なところが無くて
同じテンポで最初から最後まで進むんやけど
それがすごく心地良くて、あんまり重く描いてないところも
良かったなあ。
最近は映画を見たり、小説読んだりしても
意味やメッセージをすっごい詰め込んだものより
サラッと進んでそのまま終わる
的なやつの方が面白いなあと思う。
「伝える」ってすごく難しくて
万人に同じ様に感じてもらうのってきっと無理で
やっぱり年齢や個人差によってぜんぜん感じ方が違うから
作り手の意思とか伝えたい事の真意ってなかなか伝わらへん。
でも映画とか小説とか音楽とかの一番の面白さは
そこなんじゃないかなあと思うんです。
考えたり、感じたりする「要素」を与えるだけで
実は充分なんじゃないかと。
そういう「足りないところ」のある作品の方が
その余った空間に見る側や聴く側が入りやすい気がする。
「こう感じてくれ!」
じゃなくて、むしろ作者の意図は置いといて
作品を発表した時から、作者の元を離れていくべき
なんじゃないかなあと。
そういう意味でこの作品は面白かった。
でも人の数が凄かった(笑)
あと3時間近くあるから、最後の1時間は
トイレ行きたくてしょうがなかった(笑)
posted by 岩田憲輔 at 01:58
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日記